2006-01-01から1年間の記事一覧

 「なか見!」の中身は、50,000冊

昨年11月の記事(『アマゾン ジャパン、書籍の全文検索ができる“なか見!検索”のサービスを開始』)、 なか見!検索は、その名のとおりAmazon.co.jpで販売されている書籍の内容の全文検索を行なえる機能。検索キーワードがヒットしたページの前後をプレビュ…

 日本で起こっている大変化を、私はとて〜も評価する

アマゾンの「なか見!検索」は画期的だ!というより、びっくりした!何をいまさら、と思うなかれ。よ〜く、画像をみてみよう!

 Amazonもやっぱり、「アナロジー(類推)で考えてはいけない」

気分一新で、Amazonの話しをしましょ。

 山火事にバケツ("Image Coordinates"最終回)

三上さんに、「異様な気合」と言われちゃったけど、それもそのはず。"Image Coordinates"のあたりの話は、一番好きなんだよね。なんでかっていうと、かなり具体的に「すごさ」がイメージできるから。 「UC-Googleプロジェクトでは、1日3,000冊を電子化します…

 ブックマークはじめた

この(日)記を始めてから、やっと2ヶ月経った。結構長い。 市民にもなれた(けど、何が変わったのか、よく分からん)し、 ブックマークが何なのかもようやく分かった。だから、ブックマークを始めてみた。 http://b.hatena.ne.jp/bookscanner/次の目標は、R…

 「透明テキスト」を具体的に見る

10月4日エントリで、PDFとかに貼っついてんのが、「透明テキスト」だよって言った。そんで、「透明テキスト」ってのは、贅肉落とした"Image Coordinates"だって紹介したけど、どんなもんか、見せてなかった。やっぱり、この記の特徴は、「具体的に示す」って…

 "Image Coordinates"が起こす「絶え間ない再組織化」

cedさんが、こちらのBook Reportで、この記について少し触れてくれた。「私の読み」が間違ってなければ、(というより、「彼の意図」とは関係なく、)cedさんの「エクリチュール」は、「電子化は人間が読むためじゃないよ」っていうこの記のメッセージを真正…

 本を読むと眠くなる理由

井野口さんが、10月2日の記に対してコメントしてくれて、こういう質問をしてくれた。 最近のスキャニング(+OCR)では、画像中の位置情報までメタデータとしてデータ化してしまう、ということは結構普通に行われていることなのでしょうか。 これに応えること…

 アメリカ出張のチャンス!

もし、本の電子化に興味があるなら、このイベントに行こう!

 Googleが目指すは、「ページの切り売り」なんてショボいもんじゃない

もう1年も前になるけど、Amazonが「ページの切り売りを始めますよ」って発表した。この記事のTBとかを見れば、当時の反応が分かる。 いまや、時代は、ページ単位でもない。 どんな単位なのかってことは、こちらをみてね。 さらに、

 喉から手を出してまで、UCが欲しがった”Coordinates"とは?

前回、UCグーグル契約書の4.7にある Image Coordinates will only be provided (i) so long as University complies with the volume commitments set forth in Section 2.2 という部分を見たCoyleさんが、「もしUCが毎日3,000冊を提供するんだったら、Googl…

 Googleは、どこまでも冷静だったよ

約1ヶ月前、カレントアウェアネスっていう国会図書館のやってるサイトで、こんな記事があった。 2つの大学の契約条件の違いは?‐Google Book Search の契約書を比較する先日、カリフォルニア大学からGoogle Book Searchに関する契約書が公開されましたが、同…

 『グーグルが本の電子化で狙う「うまみ」の正体は』に応える(当面の最終)

変人集団Googleに一人で立ち向かう「変人」(おそらくこれまでの流れで、最高のほめ言葉であると、本人も理解してくれるはず)が、予想外に早く訪問してきたため、三上さんへの応答シリーズ最終版が遅れちゃった。あんだけ目の前で実証してもらっちゃ、もう…

 やっぱりどう考えても、検索エンジンは賢いよ

昨日、なんで「Kevin Kellyさんの記事」が、「本が本を読む」というキーワードと関連付けられたのが分からん、って書いたら、tmasaoさんと通りすがりさんが、「アンカーテキストの効果だよ」って教えてくれた。そんで、場合によっては、「その周辺50文字程度…

 美崎さんがやってきた!

昨日、私が寝ている間に、美崎さんが来て、コメントをくれた。その後、fuzzy2さんとちょっとした理由から、コメント欄で話し合ってる。 他の人が見逃したら、もったいないので、引用しておく。

 美崎さん、fuzzy2さん、しばらくうちでやっちゃってくだされ

先ほどの二人の話は、まだまだ続く。おふたりへ、迷惑なんてことはないので、どんどんここで話し合っちゃってくだされ。みんなへ、私はそろそろ寝る時間なんで、実況中継できないけど、こまめにコメント欄でもチェックしてくだされ。 おやすみなさい。 ちな…

 「Web2.0の一連のサービスについて、わたしはあまり高くは評価していません」

「ブログ炎上」って言葉があるってのは聞いてたけど、今ここで起こっている良い意味の、しかもまだ小さな「炎上」みたいなもんは、なんと呼ぶのかな?もし名前があったら、教えて。「ブログ白熱」かな? というわけで、美崎さんがうちにやってきて、コメント…

 検索エンジンって、かなり賢いかも

前からひとつだけ疑問に思ってて、いまだに解決できんことがある。 それは、Googleで、結果を英語だけに絞って「本が本を読む」って検索してもらうと、「Kevin Kellyさんの記事」が出てくること。

 美崎薫さんは「2009年に来る3年後の未来は日々体験ずみ」なんだって

中山さんの「参入障壁論」は、確かに説得力がある。でも、GoogleはPh.D集団だよ。MBA集団だったら、ほぼ間違いなくそういうことやるだろうけど、世界一の変人企業であるこのPh.D集団が、障壁なんて考えるのかな?また、梅田さんの伝える「グーグルの特異性と…

 美崎薫さんと言えば、BTRONなんだそうだが...

美崎薫さんと言えば、巷では、BTRONというもので有名なんだそうだが、知らんかった。 そもそもBTRONというものを知らんかった。私はてっきり、美崎さんと言えば、「記憶する住宅プロジェクト」の人なのだと、ず〜っと思ってた。少なくとも今年の初めくらいま…

 『グーグルが本の電子化で狙う「うまみ」の正体は』に応える①

三上さんが、『グーグルが本の電子化で狙う「うまみ」の正体は』というエントリーで、この記で書いていることについて、かなり真剣に分析してくれた。正直言って、とってもうれしい。だから、三上さんの書いた内容について、こっちも真剣に応える。

 あんまし派手に、ヤバいことしないで、ってコーネル大学が言った

日本では、とうとう16団体が著作権保護期間延長を求めたらしい。Copy&Copyrightさんによると、 (著作権保護期間の延長について)要望を出す...理由が「世界標準」というのは、何も考えていない証拠 ということで、なかなか情けない状況のようだ。情けない団…

 どんくらい傾くのか?見てみよう。

昨日は、スキャンした画像ってのは、残念ながら傾いちゃうって話をした。 この(日)記は、具体例を挙げるのがモットーなので、どんくらい傾くのか、(かなり)具体的に話をしとく。マニア度がちょっと高めなので、ご注意あれ。 下の2枚の写真は、スキャン直…

 大量スキャンプロジェクトにおいて、ダブりなどない②

9月11日に書いたものの続編。前回の要約 出版された当時は「同じ本」だったものが、汚れたり、書き込みされたり、折られたり、切られたりして、もはや「スキャン」上「同じ本」とは言えないようになってる という感じで、本の状態に注目して「本の大量スキャ…

 「誰が読むんだ?」ってものを、Googleだけはコツコツ読んでる

本の電子化について、いろいろ書いてるんだけど、この(日)記が一番言いたいことは、「グーグル(とかYahoo、MSNなど)が本を電子化しているのは、人間が読むためじゃないよ」ってことに尽きる。この点は、かなり誤解されてて、というか過剰に期待されてて…

 Google Book Searchで「海外ユーザー」に対してアクセス制限がされている問題

最近、著作権絡みのリングに登録したので、これから、著作権関係も話題にしようと思う。 第1弾として、「Google Book Searchで「海外ユーザー」に対してアクセス制限がされている」という問題。 この本って日本から見れる?こっちは? 上がミシガン大学が提…

 自動ブックスキャナの導入は、スキャン作業の省力化が主な目的ではない

「自動ブックスキャナを使うと、スキャン作業が省力化できる」ってのが通念だけど、スキャン作業における省力化なんて、たかが知れてる。正確に言うなら、「自動ブックスキャナを使うと、スキャン後のOCR作業が大幅に省力化できる」ってこと。

 大量スキャンプロジェクトにおいて、ダブりなどない①

確かに、本の分類上、おおよそ「ISBNが同じなら同じ本」と言えるんだろうけど、大量スキャンプロジェクトの基準で言うと、「ダブりなんてない」って言える。また大量スキャンにおいては、「ダブる」ことは大して怖くないとも言える。「ダブり」に関するしめ…

作戦変更 日記やめる

日記をはじめて1ヶ月経った。だから気分一新。(デザイン変更)そんで、やっと気づいたけど、毎日書くのは大変。日記だから、毎日書かなきゃって思ってたけど、回りを見回してみたら、結構みんな毎日は書いてなかった。もっと早く気づけばよかった。なので、…

 30個の『二都物語』と3世代の「トイレ本」

昨日は、「ダブり」かどうか判定するのも楽じゃない、ってことを書いた。そしたら、UNさんが、「これは一つの本なのか否か、分かりにくい本」の例をいくつか紹介してくれた。黒澤さんからは、「人名(本名も変化するし、人類の半分は、改名する、ペンネーム…