どんくらい傾くのか？見てみよう。

昨日は、スキャンした画像ってのは、残念ながら傾いちゃうって話をした。
この（日）記は、具体例を挙げるのがモットーなので、どんくらい傾くのか、（かなり）具体的に話をしとく。マニア度がちょっと高めなので、ご注意あれ。

下の2枚の写真は、スキャン直後のものと、修正後のものである。（9月11日に紹介したInternet ArchiveがスキャンしたUCの本の12ページね。ただし、元画像はそれぞれ2MB（JPEG2000)と1.5MB（JPEG2000）なので、小さくして、JPEGに変換しちゃったけどね。）

傾きの違いわかる？よーく見てね。

このスキャン直後の画像で、だいたい0.8度傾いている（らしい）。まぁ、確かに傾いてるって言われれば、そうだよな。もしこの違いがすごく気になる人は、家の中のものがちょっとでも傾いてたりすると、イライラしちゃったりするんだろうな。大変だな。

じゃ、この0.8度ってどんくらい大きいの？小さいの？

というわけで、UC本の各ページの傾きを下のグラフにまとめておいた。一応プラスってのが右に傾いてて、マイナスってのが左ね。（まぁ、どーでもいいんだけどね。）

この本のスキャンに関して言えば、右最大2.7度、左最大1.4度の範囲で揺れ動いてる。

まぁ、ちょいと振れが大きいような気がすんだけど、こんなもんでしょう。いたって平均的な傾き加減だと思う。

例として、5冊載せておく。

というわけで、結論として、まぁ、グラフで見た感じで、左右に傾くわけ。そんで角度としては、おおよそ-2.5度〜+2.5度ってのが相場かな。400枚の画像見せられて、「ねぇ、傾いてるでしょ？」っていうより、わかりやすかったでしょ？

念のため、どうやって、こんなグラフを作ったのか、っていうこと。

私はあまり高級品をもってないので、EXCELのVBAを使って、データを取り出してくる。しかも専門家じゃないので、用語とかいい加減。

MSXML2.DOMDocumentってのを使って、"//page"でNodeList作って、NodeList内の各Nodeに対して、ChildNodeのnodeNameが"skewAngle"ってものをエクセルの表に入れていってもらう。最後にグラフ作って、はい、できあがり！