情報リテラシーってもんが、仮にあったとして
2006年3月に、米国「本の電子化」教の総本山であるミシガン大学で、集会が開かれた。その様子を見たい人は、http://www.lib.umich.edu/mdp/symposium/webcast.htmlに行けば、ぜーんぶ見れるよ。長いけどね。
その集会をまとめた報告書なるもんも存在してて、『Mass Digitization:Implications for Information Policy』ってタイトルで、http://www.nclis.gov/digitization/MassDigitizationSymposium-Report.pdfで手に入るよ。「本の電子化が進んでるんだけど、これってやっぱり情報政策に影響するよね。どんな影響が出るか、みんなで話し合ったので、それをまとめておいたよ」って内容。
さて、今日は、そのながーい集会で行われた数ある「説教」の中から、ひとつだけご紹介しましょ。
続きを読むちょっとだけやっかいな話
「インターネット上の情報は玉石混交だからね」ってのはよく聞く話。
「だから、玉を選び出してくるツールが必要なんよ」ってのもよく聞く話。
ここで終わってれば、ハッピーだったんだけど、ちょっぴし、やっかいなことになった。
続きを読むDOPAはやっぱりやってきた
DOPAって言っても、ドコモさんのことじゃなくて、
図書館の知的自由を侵害する法律となり得る。
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/ca/item.php?itemid=1054
ともっぱら噂の「DOPA法案」のことね。詳しくは、上の井上さんの説明を読むのが一番。*1
図書館に関係するよーな法律の問題とかを書いてるLibraryLaw Blogも取り上げてて、「図書館諸君、お近くの国会議員にそんなもん止めろと言いに行こう!」と呼びかけてる。さて、どうなることやら。
http://blog.librarylaw.com/librarylaw/2007/01/fate_of_myspace.html
ブログだとか、SBMとか、回りまわって「本の電子化」ってあたりまで、波は押し寄せる(かもしんない)。一応、bookscannerとしては、著作権(フェアユース)問題と並ぶくらい大きな問題と認定。
彼理より先にきたロバート
元やまと新聞記者の「平元猛堂」こと平元兵吾さんによると、米国海軍史には、こーんな感じで書かれてるらしい。
日米間通商関係の開始は、勿論彼理の浦賀来朝を以て発端とするべきも、それ以前に於て幾多の会見折衝ありたるは事実なり、彼理来朝の49年前、即ち1797年米人ロバート、ショウなる者ダッチ東印度商会の一員として、同僚若干を伴い長崎出島に碇泊して飲料水竝に土地の一度を占有することを迫り、甫めて米国国旗を示し談判する所ありき、当時欧州はマルコポーロの、東洋富源論を耽読されつつありたる結果、彼等は通商を名目として侵略の異国ありしや疑ひもなし、然るに日本の拒絶する所となりて彼等は何等なすところなく姿を消して立去れり、是れ蓋し日米人最初の会見として、米国海軍歴史に残れる所なるも、ショウは個人的来航なりし丈にれ以外何等の印象を止めずして歇みにき、次いで1830年、時の米国大統領ジャクソンの命により、エドモンド、ロバートなるもの米国を出発したるが、竟に馬港にて客死したるを以って沙汰止みとなりたり、次に1845年、ゼームス・・・・
『戦後の日米』より
へぇー、彼理(ペリー)さんよりも50年くらい前に、ロバートさんって人が日本に来たんだね。
ところで、一体、この平元さんって誰?