本はこうしてスキャられる(1)

(Si vous comprenez le français, vous devriez lire cet article. C’est une introduction très bonne des projets de numérisation des livres.)

予告通り、スキャン現場へご招待。諸事情により本日は、おフランスのスキャン現場をみてみましょ。(これから、たまに、スキャン現場を案内するよ。)


この記事は、*1昨年の11月くらいに書かれたもんで、当時のフランスの状況について、

Est-ce la fin du papier ? Faut-il tout numériser ? Google fait-il main basse sur la culture ? Y a-t-il urgence à mettre en place une riposte européenne ? Ces différentes questions ressurgissent de plus en plus fréquemment dans l'actualité, qu'elle soit grand public, politique ou orientée nouvelles technologies.

というわけで、「Googleによる電子化がどんどん進みそうだよ、やばいかな?欧州も何かしないといかんかな?ってなことが、最近あっちこっちで聞くよね」と言ってる。そんな状況だから、とりあえず「電子化工場」を見にいこう!ってな企画の記事。


最初の5ページは、背景の説明ね。結構よくまとまってる。感心。


さて、今回訪問する「電子化工場」は、Infotechnique社ね。(パリから東に400kmくらいのところで、La Walckっていう町にある。ストラスブルクの近くにあって、 こちらの写真を見ると、La Walck町の様子がわかるけど、趣のある小さな町だね。)


さっそく、先ほどの記事から、いくつか写真を拝借(引用)しましょ。Infotechnique社の外見はこんな感じ。(http://img.clubic.com/photo/000000FA00200866.jpg


中に入ると、(http://img.clubic.com/photo/000000FA00200825.jpg

こんな感じで、青い箱に本が詰まってるんだって。そんで、万引き防止装置みたいのがあるけど、ここを青い箱が通過したら、中の本についてるRFIDタグを読み取って、勝手に入荷登録、出荷登録がされるって仕組み。


さて、もっと奥まで行ってみると(http://img.clubic.com/photo/000000FA00200852.jpg)、スキャナが4台あった!(この部屋には他に手動機が1台(手前にあって6番の札がついてるやつ)、あと写真に写ってないんだけど、Kirtas社のスキャナが1台あるんよ。その他にもあるかもしんないけど、未確認。)

これはスイスの4DigitalBooks社の製品だよ。この製品は、Infotechnique社のほかに、アメリカのスタンフォード大学と、イギリスのサウザンプトン大学に、それぞれ1台づつ置いてあるよ。

写真には2人(右が私ね*2)が写ってんだけど、一応、1人で4台を扱えるってことになってる。1台セットして動きだしたら、次のマシンって感じでやっていくからね。でも、実際はそんな格好いいもんじゃない。本って素直じゃないから、スキャン途中で、いろんな問題が発生すんだよね。写真をよ〜く見ると、番号の上に「停止お知らせランプ(赤いやつ)」みたいのがあんでしょ。何か問題あると、それがピコピコ点滅すんだけど、あっちこっち振り回されちゃうもんだよ。まるで4人の赤ちゃんのベビーシッターするようなもんで、順番に泣き出してくれればいいけど、みんなが一斉に泣き出したら、そりゃ大変。


そんで、肝心の動いてる姿をみせたいんだけど、今日のところはスタンフォードの映像を紹介すんよ。Infotechnique社の映像は、次回のお楽しみ。

  1. iTunesがない人は、まず、http://www.apple.com/jp/itunes/download/へ行って、インストールしてね
  2. http://itunes.stanford.edu/へ行こう
  3. 中段の右の方に、「Open Stanford on iTunes U」ってのがあるから、クリックしてね
  4. iTunesが開いたでしょ?右上の検索すっとこで、「digital library」って入れて検索してみて
  5. おそらく、一番上に、長さが2分8秒の映像があるでしょ?タイトルはその名も「digital library」
  6. それをダウンロードしてきて、みてちょうだい
  7. ついでに、スタンフォードの講義とかもみれるので、いろいろとみてみましょ


動く映像見たあとに、http://www.clubic.com/article-29049-9-visite-d-une-usine-tourne-pages.htmlへ行って写真をみれば、フランス語分からんでも、どこの部分が写ってんのか、ピンと来るはず。


そんで、結局何が言いたいかって言うと、・・・今日は何もないな。みたまんま。

*1:もう1年も経ったんだと思うと、感慨深い

*2:冗談です(笑)