スキャン画像は語る


すっかり年あけてるけど、今年もよろしくね。

今年のテーマ:
違和感  本電子化人 - 書き初めくん - Hatena Serif


さっそく、Google Book Searchから始めましょ。http://books.google.com/books?vid=OCLC70339353
これは、Elyさんっていうちょっとした有名人が書いたもんなんだけど、とりあえず、19ページから始まる第3章を見て。

(念のため、見方を説明)
1.左側のRead this bookっていうボタンを押す
   

2.右上あたりにあるPageってボックスに、19って入れて、Enterを押す
   

3.キーボードの下矢印を押し続ける


ありゃりゃ、20ページが破れちゃってる。でも何か変じゃない?


よく分からんかった人は、さっき「19」って入れたボックスの左側にあるこんなボタンを押して、「見開き表示」にして、も一度見てね。


変だよね。違和感なーい?


普通、ページの表と裏は、何の因だか運命をともにしてて、片方が破れてれば、当然逆も破れてるもんだよ。17/18ページを見比べてみれば、ちゃんと裏表の位置に、破れ跡が対応してんでしょ。これが本来の姿。そーすっと、19/20は、やっぱ変だよ。


この19/20に埋め込まれたデペイズマンのからくりは、おそらく、「19ページ目を撮影して、次のページにめくるときに、やぶっちゃった」ってことだと思うよ。


ってな感じで、今年しょっぱな何が言いたいのかっていうと、「普通、電子化された本を見るとき、書かれた内容が重要だから、文字が読めるかどうかが気になるでしょ。でも、(意図してよーが、しまいが、)デペイズマンが写り込んでるもんで、そっちもたまには気にしてね。その違和感に耳を傾ければ、やべっ!やぶちゃったよ、って声が聞こえてくるし、すかしてみれば、一瞬ひるんだ作業者の姿が見えてくるでしょ。今のところ、Google Book Searchって、スキャン画像としての質はかなり悪いけど、スキャン作業をしてる人の「人間の記録」としては、すばらしいと思うよ。」ってこと。