Googleのあまりに大胆な情報収集作戦!


Amazonの真っ只中なんだけど、ちょっとだけ、Google話ね。
Googleスキャンプロジェクトが著作権でもめてるでしょ。
そこに動きあり。



話の発端は、10月5日のこの記事ね。

Google to Subpoena Yahoo, Microsoft on Book Scanning

というわけでSubpoenaって何?ってことだけど、これまた法律用語だから、あまり厳密にうけとめんで欲しいけど、「召喚」ってことね。今、Googleっていろんな人から訴えられてるでしょ。そしたら、Googleは、「じゃ、YahooやMicrosoftとか、他にもスキャンしてるやつらが、どんな著作権処理してんのか、説明してもらおうよ!」って言い出した。そんで、裁判所に「Subpoena」を手続きして、YahooとMicrosoftがスキャンプロジェクトの実態を裁判所に提出しなくちゃいけんくなってる。もちろん、Googleも中身を見れる。


さっそくGoogleが裁判所へ提出した「Subpoena」手続きを見たけど、YahooとMicrosoftが提出しなくてはいかん書類は、スキャンプロジェクトのかなり詳細なもん。もしこれ見れたら、何でも分かっちゃうよ。なんとも、大胆な情報収集作戦!ちなみに、Googleは、「Subpoenaで知った情報は裁判でしか使わないから」って言ってる。すごいな、この建前!


そんな作戦に出てるGoogleから、日本へ行く人がいるらしい。京都の手塚太郎さん(こんな人)からのメールによると、

この11月、京都にて、The 9th International Conference on Asian Digital Libraries (ICADL 2006)という国際会議が開催されるのですが、その際、Google Book Search Project の Engineer Director、Daniel Clancy 氏に招待講演者として来ていただくことになっています。

ということなんだって。観光がてら、京都に行ってみては。そんで「Subpoenaで得た情報は、Clancyさんも見れるんですか?」って質問してきてね。詳しくは、こっちを見てみよう。